公認内部監査人(CIA)-徹底解説-

公認内部監査人とは?

公認内部監査人(Certified Internal Auditor/CIA)は、内部監査協会が認定する資格です。ISACAが認定するCISAも有名ですがCISAが情報システム監査に特化しているのに対してCIAは内部監査人として「唯一国際的な資格とされています。
内部監査の資格としては最も著名であり、スキルアップや転職時のアピールにも一定の活用ができるバリューがあります。

日本内部監査協会の認定者累計人数によれば、2019年時点では9,306人が認定されています。
出展:日本内部監査協会
http://www.iiajapan.com/certifications/CIA/

そもそもIIAが定める「 内部監査の専門職的実施の国際基準」( International Standards for the Professional Practice of Internal Auditing/IPPF)では、 下記が規定されています。

  • 『1200 ─ 熟達した専門的能力および専門職としての正当な注意
    内部監査(アシュアランスおよびコンサルティング)の個々の業務は、熟達した専門的能力と専門 職としての正当な注意とをもって遂行されなければならない。
  • 1210 ─ 熟達した専門的能力
    内部監査人は自らの責任を果たすために必要な「知識・技能・その他の能力」を備えていなければ ならない。さらに内部監査部門は部門の責任を果たすために必要な「知識・技能・その他の能力」を、 部門総体として備えているかまたは備えるようにしなければならない。
  • 解釈指針:「知識・技能・その他の能力」とは、内部監査人が自らの専門職としての責任を有効に遂 行するために求められる熟達した専門能力をあらわす集合的な用語である。内部監査人は適切な専門的認証や資格を得ることにより、熟達した専門能力を証明することが奨励されている。専門的認証や資格とは、例えば内部監査人協会(IIA)やその他の適切な専門職的組織が提供する、公認内部監査人(CIA)の称号やその他の称号をさしている

IPPFはIIAの国際フレームワークでは『必須のガイダンス』、つまり内部監査組織が必ず順守すべき要件とされています。ここで内部監査人には熟達にした専門的な能力が求められ、この証明として専門的認証や資格の代表例として「公認内部監査人」が挙げられているのです。

こうした背景から内部監査というスキームにおいては、「公認内部監査人」は国際的にも専門性を最もよく証明する資格といえます。

公認内部監査人の認定要件

では公認内部監査人としてIIAに認定を受けるためには下記の4つの要件をすべて満たす必要があります。

教育要件

「教育要件」は4年制大学を卒業していることです。ただしこれを満たしていない場合は、下記のいずれかの要件満たしている場合は認定対象になります。
・短期大学または高等専門学校(高専)を卒業されており、5 年以上の実務経験があること
・7 年以上の実務経験があること

実務経験

「実務経験」の要件は内部監査、またはこれに相当する業務(※)の 2 年以上の実務経験があることです。

※『これに相当する業務』とは外部監査、監査役監査、品質のアシュアランス、リスク・マ ネジメント、コンプライアンス、内部統制等、監査や評価業務に関する業務を指します。

上記以外にも下記経験は実務経験1年分に充当できます。
・会計・法律・ファイナンス・経営に関する修士取得者
・ 2 年以上の教職経験者

ex)法学修士修了+実務経験1年=実務経験2年

推薦

「推薦」の要件は、第三者から推薦を受けることです。

「 公認内部監査人認定試験ガイド」では『受験者がIIA の「倫理綱 要」に照らし、「CIA(公認内部監査人)という資格に求められる人物像として適格な人物である。」と いう、客観的立場の第三者による推薦が必要』と説明しています。

具体的には自分の親族以外、会社の上司等から推薦状を記載してもらうことになります。上司がCIA資格者である必要はありません。

試験

最後の「試験」要件は、文字通り下記の3試験すべてに合格することです。

  • Part 1(内部監査に不可欠な要素)
  • Part 2(内部監査の実務)
  • Part 3(内部監査に関連する知識)

公認内部監査人試験の受験方法/認定資格受験者管理システム

従来は簡易書留等で受験の申込書や必要書類を日本内部監査協会に郵送するというアナログな手続でした。

しかし、2020年4月1日以降こうした受験登録は、「認定資格受験者管理システム」(Certification Candidate Management System /CCMS) による手続が可能になりました。

このシステムは個々の受験者・認定者のIIA資格認定プログラムに関する進捗情報を管理するシステムで、受験登録等だけでになく、認定後に必要となる継続的専門教育(CPE)報告も可能になっています。主な機能には下記があります。

  • アカウント・プロフィールの更新
  • 新規受験の申込み・受験状況の確認
  • 試験の登録と予約
  • 必要書類の提出(学歴・身分証明書・推薦状)
  • 受験結果の確認
  • 認定状の表示(PDF版)

CCMSの使用マニュアルも公開されています。機能の詳細は下記をご確認ください。

http://www.iiajapan.com/pdf/certifications/cia/CCMS_User’s_Manual_2020.pdf

公認内部監査人試験の詳細

認定に必要な4つの要件のうち最もキーとなるのは、やはり「試験」でしょう。ここでは試験制度や内容、受験方法について具体的に紹介します。

試験の特徴

3Partに分かれた科目合格制度

前述のとおり公認内部監査人の試験は3つのPartに分かれています。このため少なくとも3回は試験を受ける必要があります。
3Partを一度に受験する必要はなく、Partずつ受験することができます。
もちろん3つのPartを同じ日に受験することも可能ですが試験範囲の広さを考えるとあまりお勧めできません。

出題は択一問題のみ

出題形式は4択の問題のみとなっています。情報処理技術者試験のように筆記問題はありません。

問題数に対して試験時間は短め

例えばpart2では2時間(120分)で100問を解く必要があります。これは1問あたり1分と10秒程度で解いていかなければならず、時間との勝負になります。後述しますが演習問題を解きなれておくことが合格の鍵となります。

  • Part 1(内部監査に不可欠な要素):125問/2時間30分
  • Part 2(内部監査の実務):100問/2時間
  • Part 3(内部監査に関連する知識) :100問/2時間

CBT試験

コンピュータ試験(Computer-based Testing/CBT)を採用しており、 ピアソVUE(http://www.pearsonvue.com/japan)のテストセンターにより受験ができます。

ペーパー(紙)の試験でないこと、決まった試験日でなくテストセンターの予約さえできれば土日など自分の好きな日時で受験することができることから、受験者としては受けやすい試験環境にあるといえます。なおIIA本部の規定により予約を変更・キャンセルする場合 75米ドル(+消費税)が課金されます。 予約変更・キャンセルの受付期限は、予約された試験時間の 48 時間前までとなっています。

他にもCBT試験には本人確認書類の提示等いくつか留意事項があるため、詳細は ピアソンVUE のサイトから試験プログラムで「IIA|内部監査協会」を選択して確認してください。

合格スコア

CIA試験での成績は各Part共250~750ポイントのスケールド・スコアに換算されます。スケールドスコアは各設問の難易度により得点の高低が出る方式ですが採点方法や点数配分は公開されていません。

600ポイント以上で合格となります。これは概ね75%以上の正答が必要とされています。なお、CBT試験であるためスコア(及び仮の合否)は受験の直後に知ることができます。

試験の出題範囲と内容

公認内部監査人の出題トピックは2019年10月に改定されたものが最新です。改定ポイントは下記になっています。
※出展: CIA 試験: 改訂の背景と内容
http://www.iiajapan.com/pdf/certifications/info/CIA-Exam-Syllabi-Changes-Handbook-Japanese.pdf

  • 内部監査における現在の国際的実務を試験に反映する。
  • 受験者が試験に合格するために保持しなければならない知識と技能を明確にする。
  • CIA シラバス(特にパート 1 とパート 2)と IIA の「基準」とを一層整合させる。
  • パート 3 の内容について、内部監査人が業務を行う上で保持しなければならない中核的な知識 と技能に焦点を当て直す。

それでは各Partごとに出題トピックとその概要、配分をお伝えします。

Part 1(内部監査に不可欠な要素)

Part1では主に 「内部監査の使命」や「内部監査の専門職的実施の基本原則」といった IIAが考える『内部監査とは何か』『内部監査の重要な特徴は』という概念や考え方、監査の基本的な在り方について問うPartになっています。

  1. 内部監査の基礎(15%)
  2. 独立性と客観性(15%)
  3. 熟達した専門的能力および専門職としての 正当な注意(18%)
  4. 品質のアシュアランスと改善のプログラム (7%)
  5. ガバナンス、リスク・マネジメントおよび コントロール(35%)
  6. 不正リスク(10%)

Part 2(内部監査の実務)

Part2ではPart1より少し実務寄りの出題になります。内部監査の基本的な運営管理、内部監査部門長(CAE)の役割、監査の基本的なプロセス、典型的な監査テーマの理解等が出題されます。

  1. 内部監査部門の管理 (20%)
  2. 個々の業務に対する計画の策定 (20%)
  3. 個々の業務の実施 (40%)
  4. 個々の業務の結果の伝達および進捗状況 のモニタリング (20%)

Part3(内部監査のためのビジネス知識)

Part3は内部監査を行うための広範な知識が問われます。具体的には情報セキュリティやIT統制、財務・会計、一般的なビジネスプロセスやプロジェクト管理など最も範囲が広くPart1や2とはかなり毛色が違います。 2019年の改定では最新の情勢を反映しサイバーセキュリティやデータ分析等の設問が追加されたようです。

ITと会計のどちらかが極端に苦手な場合、このPartでつまづいてしまう人も少なくありません。最も攻略に力を要するPartといえましょう。

  • ビジネス感覚 (35%)
  • 情報セキュリティ(25%)
  • 情報技術(IT)(20%)
  • 財務管理(20%)

試験の難易度

試験の合格率は公表されていません。一般的には300~600時間、週に20数時間学習するとして3カ月~6カ月程度の期間が必要とされています。

筆者自身は一度アビタスに通いPart1・2まで合格しながら、Part3の計算問題に大きく躓き学習を中断した経験があります。その後アビタスに通い直し土日を主体に学習していましたが、Part1~Part3まで全て合格するのに7カ月ほど掛かりました。

改めて思うのは数千時間の学習が必要とされる公認会計士や司法試験と比べると、試験が択一式のみであることや難易度がそこまで高いわけでありません。

ただし各Partごとに内容は完全に独立しておらず一定の共通性があります。特にPart1と2はそれが顕著です。Part1と2を殆ど同時に受験・合格し、最も知識量の必要なPart3に集中することが一つのコツだと思います。

またテキストの理解より独特な言い回しの問題演習を数多くこなすことが重要です。適語補充のような問題はでないため、問題に慣れなければかなり合格は難しいと思います。

特に会計とITの両方が含まれるPart3は中々難関であり、計知識とシステム理解のどちらかが極端に苦手な方は注意が必要だと思います。

公認内部監査人試験の勉強方法

学習方法は独学か、専門学校に通うかの2択になります。

独学の場合

市販のテキストと問題集を購入して自分で学習するスタイルです。公認内部監査人試験に関するテキストで試験に有用なものは、日本内部監査協会から出ている公式テキストがあげられます。

こうしたテキストや問題集を活用して合格している人は少なくありません。

ただテキストはともかく、問題集は翻訳の関係上読みにくく中々理解が難しいという声が聞かれています。

実務経験が豊富でもこれはあくまでも試験なので試験としての対策が必要です。費用は抑えられますが独学は根気が大切になります。

また一度でもCIA試験を受けた方は分かると思いますが、この試験は問題演習を数多くして独特の出題になれることが必要なので、テキストだけでなく模擬問題も多く解くことをお勧めします。

専門学校に通う場合

アビタス等で公認内部監査人試験の対策講座が開設されています。

アビタス

公認内部監査人試験の予備校としては、先ず名前が上がるのはこの「アビタス」です。東京の八重洲・新宿そして大阪で開講しています。また通学コース、通信コース(通学併用)、通信限定コースなど受講者のライフスタイルに合わせた受講形態をサポートしています。

気になる費用ですが、2020年3月現在は下記となっています。教育訓練給付制度の利用などもできますが、それでも中々高額です。ただ合格実績は高く短期で確実に試験に合格したい方は検討してもよいのではないでしょうか。

  • 入学金:11,000円
  • 公認内部監査人 通学コース:231,000円
  • 公認内部監査人 通信コース(通学併用可):242,000円
  • 公認内部監査人 通信限定コース(eラーニング):231,000円

【体験記】
筆者は一度学習を中断した後、改めてアビタスに通ってCIA試験に合格しました。

テキストや問題集(MCカード)は解説が分かりやすく テキスト・問題集を3~4週して問題の羅正答率が90%を超えた時点で各Partを受験しました。通い直してからはいずれも一回で合格できました。

特に重要な点として前に述べた通り、CIA試験は問題演習を数多くしなければ合格は極めて難しい試験だと考えます。

アビタスのケースからいえば、講義やテキストに扱いがないかごく簡単に触れられている程度の箇所でも、MCカードには大量に出題があるのです。同様に実際の試験でもテキストの範疇を超えた出題が数多くありました。

このMCカードと本番試験では、全く同一又はほぼ同一といえる問題は2~3割程度でした。ただ問題の構成や解法は応用できるところが多々ありました。試験時間からしても問題慣れしていなければ回答はかなり難しいです。

無料でのセミナーや資料請求もできるので興味のある方は、下記から内容を確認してもよいと思います。

アビタスのCIAコース

継続教育制度(CPE)

公認内部監査人の資格を維持するためには、所定の更新手続きが毎年必要です。

  • 毎年、必要なCPE単位を満たすための活動を実施したことを宣誓する。
  • 毎年、2時間以上の倫理研修を受講し、実施したことを宣誓する。
  • IIAの国際「基準」に適合しているかどうかを示す。
  • IIAの倫理綱要を遵守し、それに適合していることを宣誓する。

年間CPE単位の獲得

CPE は、内部監査の実務をしている/いないで年間必要単位が変わります。

  • 内部監査業務をしている人→40単位
  • 内部監査業務をしていない人→20単位

研修プログラムの内容、CPE 単位の計算方法、適用カリキュラム、および資格保持者が CPE 単 位を取得するその他の活動については、以下に示される CPE 認定活動をご参照ください。

倫理研修の受講

上記の年間必要単位の中で倫理にフォーカスした内容を最低2CPE 単位含める必要があります。

「基準」への適合

「基準」 を含む IIA の「専門職的実施の国際フレームワーク(IPPF)」の「必須のガイダンス」についての認識し、これらに従って内部監査をしているかどうかをセルフチェックし提示することが求められます。

「倫理綱要」遵守の宣誓

IIAの倫理綱要の遵守は内部監査人に取って必須のことであり、これを宣誓することが求められます。 具体的には下記のとおりです。

  • IIAの「倫理綱要」を遵守していること
  • IIAの社会的評価を損なう行為をしないこと
  • 倫理に関する最低2CPE単位の研修を修了していること(前項目参照)
  • 報告以前に有罪判決を受けた犯歴がないこと

公認内部監査人資格の取得と維持費用

公認内部監査人の資格に関しては、先ず受験料と合格して認定を受けた後の資格更新手数料の2つが掛かります。またIIA個人会員か否かで費用が変わるのでIIA個人会員年会費も合わせて紹介します。掛かる費用は多く下記があります

資格認定試験の受験料(2020年3月時点)

IIA個人会員 IIA個人会員以外
初回受験登録料(再登録料) 12,00025,000
CIA Part 1 31,00044,000
CIA Part 2 25,000 38,000
CIA Part 3 25,000 38,000

シスコ技術者資格等のベンダー資格同様、情報処理技術者試験等の国家資格と比べると受験費用はかなり高額です。2019年10月に消費税増税影響に伴うと思われる改定がされ現在に至ります。

参考2010年時点では登録料8400円、各part受験料は共通で17850円でした。当時のCIA試験は4part構成でしたので受験料は71400円になります。現在は3partですが受験料総額は81,000円(個人会員)、120,000円(一般)です。
10年の間で6割近く値上げしていることになります。

CIA,CCSA,CFSA,CGAP試験 受験料改定のお知らせ
http://www.iiajapan.com/certifications/info/20100420.html

資格更新料(2020年3月時点)

資格更新のために毎年費用が掛かります。個人会員とそれ以外でかなり金額が違います。

IIA個人会員 IIA個人会員
資格更新料 3,564円15,000円

IIA個人会員 費用 (2020年3月時点)

IIA個人会員でなくても資格取得はできますが、これまで見た通り個人会員かどうかで受験料や更新料が大きく変わります。

ここでは、IIA個人会員となる際に掛かる費用も紹介します。年会費制度でこれも毎年費用が掛かります。
なお「学識経験者」とは大学又は大学院の教員として在籍する方を指します。

料金備考
年会費 20,000円 入会月より起算して1ヵ年分
学識経験者年会費 7,000円 入会月より起算して1ヵ年分

参考:個人会員となった場合の特典は下記のとおりです。筆者個人の意見としては「月間監査研究」は価値が高いです。に関しては内部監査の高度な専門性ある良質な記事や他社事例が豊富に紹介されており、ここでしか読めない記事も多いので価値は高いと思います。しかし、他の「特典」は正直微妙です。eラーニングもコンテンツが陳腐化しておりごく一般的な内容になっています。

  1. 本会機関誌『月刊監査研究』の配布を受ける
  2. 希望者は『月刊監査研究』に代えて内部監査人協会(IIA)機関誌『Internal Auditor』(偶数月刊/英語)の配布を受けることができる。(両方の配布を希望の場合は、年会費¥40,000)
  3. 内部監査人協会(IIA)の国際会員として登録される
  4. 一般向け研修会(研修費有料)に所定の割引研修費で参加できる(法人正会員のための無料研修会への参加資格はない)
  5. 本会ホームページの会員サイトおよびeラーニングが利用できる
  6. 公認内部監査人(CIA)資格者にあっては、研究会「CIAフォーラム」に、運営規則に従い参加できる
  7. 『月刊監査研究』学習プログラムが利用できる

費用の支払方法

各費用は日本での受験の場合は、受験登録料、受験料、資格更新料いは全て日本内部監査協会に支払います。
なおCCMSが稼働する2020年3月17日以降は、支払い方法はクレジットカード決済のみとなります。口座振り込み等は受け付けなくなります。

費用まとめ

CIA資格は内部監査人を募集する際は必ずプラスに働く資格ではあるので、内部監査を仕事とする以上価値はありますが、上記のとおり費用がそれなりに掛かります。会員にならない場合最初の費用は多めにかかりますが、資格更新料より年会費のほうが高いので、会員特典に魅力を感じない場合は一般のままでもよいと思います。

  • 個人会員となる場合※1年目で全てストレート合格した場合
    ・1年目:年会費20,000円+初回受験登録料12,000円+ 受験料総額81,000円=113,000円
    ・2年目:年会費20,000円 =20,000円
    ・3年目:年会費20,000円 + 資格更新料3,564円 =23,564円
    ※資格を取得した年とその翌年はCPE報告免除されます。CPE報告と同時に資格更新手数料を支払う仕組みです。
  • 個人会員とならない場合 ※1年目で全てストレート合格した場合
    ・1年目: 初回受験登録料25,000円+ 受験料総額 120,000円 =145,000円
    ・2年目:なし
    ・3年目: 資格更新料 15,000円 = 15,000円

最後に

公認内部監査人はそこまで難しい試験でなく、大卒者で内部監査やそれに近い仕事をしている方であれば実務経験やその他要件を満たすこともそこまで困難ではないでしょう。

費用面などコストはかかりますが、一生使える資格と思うと一つの投資ではないでしょうか。この記事が公認内部監査人の認定を検討している方の参考になれば嬉しいです。

アビタスの公認内部監査人コース

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投稿者プロフィール

ネット企業の監査人
ネット企業の監査人ネット系事業会社 内部監査室 室長
J-SOXバブル時に内部統制コンサルに。以来通算13年間内部監査・内部統制・リスクマネジメント・セキュリティ業務に従事しています。

自身の学びも兼ねて、縁があって内部監査を始めよう/既にしている方達に少しでも役に立つ、現場の情報をお伝えしたいと思います。

【保有資格】
・公認内部監査人(CIA)
・公認情報システム監査人(CISA)
・内部統制評価指導士(CCSA)
・公認情報セキュリティマネージャー(CISM)
・Certified Data Privacy Solutions Engineer(CDPSE)

【所属】
・日本内部監査協会会員
・ISACA東京支部会員

公認内部監査人(CIA)-徹底解説-”へ11件のコメント

  1. くまモン より:

    初めまして、監査人歴1年生の男性です。
    アビタスの講座を受けてまして、先日CIAのパート1に仮結果ですが合格したところです。
    パート2を来月に受けるつもりですが、実務での考え方に少し足を引っ張られ、つい実務をイメージして解いてしまうところがあります。
    パート2の問題を解く時の思考方法、勉強の取り組み方なんかを是非お聞かせください。
    宜しくお願いします。

    1. くまモンさん、初めまして。
      CIAのpart1合格おめでとうございます。

      アビタスを受講されてるのでしたら、ご既承かも知れませんが、 part2は part1と出題範囲が相当程度重複しています。内部監査の業務プロセスなどpart1の知識が鮮明なうちにpart2の受験も検討すると効率的かと思います。

      またpart2に限りませんが、試験対策では問題演習が重要と思います。MCカード全問題の正答率が9割以上になるまで演習されることをお勧めします。

      なお監査実務ということで、購買・販売・人事業務などプロセス監査の設問もあるので、一連の業務での起点から終点まで流れと作成される成果物を把握すると、応用問題にも対応できると思います。

      ご参考になれば幸いです。試験に合格されることを祈念しています。

      1. くまモン より:

        回答有り難うございます。
        業務監査の辺りはどの部門が何をしてという流れはコンパクトに把握はしてますが、いざ問題となると、頭が固まるというかプチパニックに陥るのです。
        サンプリングや分析的手続もそうですが、苦手な分野を克服するには、ひたすら問題を見て解答を見て、考え方を理解していくしかないでしょうか。

        1. 試験なので実務と異なる点は多いかと思います。
          ご指摘のとおり試験対策という意味では、問題と答えのバターンを覚えてしまうのも一手ではあると思います。

          理解を深めるという点では、プロセスや仕組みをなるべく図示化したり手順を書いたり等ビジュアルに理解をすると、各論だけでなく俯瞰的な理解につながるのではないでしょうか。

          ご参考までですが、私も購買や棚卸し等の代表的な業務のプロセスはノートにフローを手書きして構造を覚える等をしていました。

          くまモンさんの試験成功を願っています。

          1. くまモン より:

            有り難うございます。
            一応、本試験のクセや書きぶりに慣れるため、最新の模擬問題集を買いました。基本的にはMCカードを反復して解く、模試をやるだけであまりやれないかもしれませんが。
            赤本はやっておくべきでしょうか。どうせテキストに載ってるし、赤本にまでやる時間がありません。

  2. くまモン より:

    こんにちは。パート2受けましたが、581点でアウトでした。3つの出題範囲のコメントが「あと一歩の努力」、1つは「相当の努力」だとありましたが、基本から徹底的にやり直すしかないのでしょうね。
    アビタスのテキスト、MC問題だけだと飽きてしまいそうですが、他の教材にこの段階で手を出すのはやめといたほうがよいでしょうか。一応模擬問題集と赤本は持ってますが、使わずにテキストとMCだけ回してました。
    どちらも3回は回したと思いますが、また勉強を継続しないといけないのはモチベーション維持が難しいですね。

  3. くまモン より:

    こんばんは。アビタス教材をひたすら回転しとりますが、インプットとアウトプットを交互にやるバランスが難しいです。受けるのはパート2ですが、例によってパート1にも取り組むため、学習の量や時間をうまく配分できてるのか不安にかられます。

    1. ネット企業の監査人 より:

      こんばんは。CIA試験お疲れ様です。

      試験勉強中は中々ゴールが見えず、大変なときもありますよね。とはいえパート1を合格されているので、粘り強く学習を続ければ良い成果が得られるのではないでしょうか。

      アビタスでは有料ですが、模擬試験サービスもあったと思います。

      力試しにこうしたサービスを利用してメリハリをつけるのも良いかもしれません。

      1. くまモン より:

        こんにちは。
        そうですね、模試は受けてます。
        同じやつを日を空けて繰り返してますが、明日2時間とってやる予定です。
        なかなか良いほうにいってるのか実感が湧かないし、モチベーション維持が難しいですが、何とか本番までの2週間を有意義に使いたいです。

  4. くまモン より:

    こんばんは。試験前の勉強はどうしてましたか?

  5. くまモン より:

    こんにちは。パート2受けてきましたが、前回と同じスコア、理解度でダメでした。さんざんやってきて、前回と同じ内容での不合格はきついですね。
    アビタスに終わってから直行し、今後どうやればよいか相談しましたら、やり方は間違ってないがパート2に悪いほうに凝り固まっているから、一旦わざと忘れて3をやってはどうかと提案されました。しばらくは3に注力しようかと。暗記もしないといけないでしょうし、当分きつそうです。3について留意すべきことはありますか?

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