【総合版】「内部監査への転職」を考える-キャリア事情から面接対策まで-
はじめに
これまで足掛け12年の内部監査・内部統制等の業務経験から、内部監査のキャリア事情や転職をテーマにいくつか記事を投稿してきました。
今回はまとめとして、キャリアのメリット・デメリットから転職活動のポイントまで検討ステップ単位に記事を整理したので、改めてご紹介します。
順番にお読み頂くとより体系的に理解できると思いますが、興味のあるステップから読んで頂いても構いません。
内部監査のキャリアと実態/転職準備と実践
内部監査キャリアの魅力と難点を知る
第3のディフェンスラインとして会社本体・グルーブ会社を含めてあらゆる領域を仕事できる内部監査。確かに魅力や遣り甲斐もありますが、難点も少なくありません。
「内部監査」というキャリアのメリット・デメリット、業界の実態を知る方法についてお伝えします。
働きやすさと報酬・評価について知る
キャリアを選択する際には仕事の「満足」に関わる「動機付け要因」だけでなく、「衛生要因」つまり報酬や働く環境も重要です。内部監査におけるワークライフバランスや報酬・評価制度についてお伝えします。
転職準備に必要な事項を知る
内部監査の仕事を新たにやろうとするとき、又は現在より良い条件で内部監査のポジションを探すとき、転職も一つの選択肢になるでしょう。
事業会社の内部監査部門やコンサルタントとして各社の監査組織を見てきたり、実際に転職をしてきた経験から、企業選びやエージェントの活用における具体的なポイントをお伝えします。
転職エージェントとの付き合い方-内部監査系の転職-
転職に際してエージェントを活用することは、今や当たり前のことです。しかし相手を理解しなければ、不本意な結果になりかねません。
エージェント活用時の重要ポイントを紹介します。
不幸な転職をしないために-内部監査人の企業研究-
内部監査は中途採用の場合異動がしにくく、馴染めない会社に入ると、大変苦悩することになります。
企業選定の際重要と考えるポイントを具体的に紹介します。
最近の転職市場や面接対策について知る
転職を円滑に進めるには、転職市場を理解し何が求められているか、そして自分をどうアピールすればよいかを考えなければなりません。実際の採用背景から面接のリアル、コロナ下での転職体験等を率直にお伝えします。
内部監査人の面接対策-よくある質問と効果的なアピール-
採用で企業側はどのようなニーズを持っているのか?どこを注視しているのか?
面接で聞かれる質問と効果的なアピールは?
実地経験から具体的にご紹介します。
【体験記】新型コロナ影響下での転職活動
COVID-19の社会・経済への影響は、一時期よりは小康状態を保っていますが、今後の展望は予断を許しません。
こうした中、転職市場や採用活動にも様々な変化が生じています。
最後に
新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言は既に解除され、2020年6月1日現在は懸念された第2波もまだ顕在化はしていない状況です。
徐々に社会・経済・学校等様々な活動が活性化してきていますが、リーマンショックすら比較にならないと言われる新型コロナインパクトは、経済に強い強い傷跡を残しています。
一部業界を除いて、今後雇用や報酬は一層厳しい局面を迎えることは間違いないと見られます。現状においては転職をすること/しないこと双方リスクがあると言えるでしょう。いずれにしても自身のキャリアと今後の方向性について、新しい日常の中で考えていかなければなりません。
その一助に本記事群がお役に立てれば何よりです。
投稿者プロフィール
- J-SOXバブル時に内部統制コンサルに。以来通算13年間内部監査・内部統制・リスクマネジメント・セキュリティ業務に従事しています。
自身の学びも兼ねて、縁があって内部監査を始めよう/既にしている方達に少しでも役に立つ、現場の情報をお伝えしたいと思います。
【保有資格】
・公認内部監査人(CIA)
・公認情報システム監査人(CISA)
・内部統制評価指導士(CCSA)
・公認情報セキュリティマネージャー(CISM)
・Certified Data Privacy Solutions Engineer(CDPSE)
【所属】
・日本内部監査協会会員
・ISACA東京支部会員